実は知らない?焼肉とバーベキューの違い

皆さんは焼肉とバーベキューの違いを知っていますか?

この質問をすると多くの人が、焼肉は室内で食べてバーベキューは外で食べるものと答えます。

しかしバーベキューの歴史から考えると間違いであり、本当はべつに違いがあるのです。

今回はそんな知られざる焼肉とバーベキューの違いについてご紹介します。

普段なかなかしれない情報を書いているのでぜひ読んでみてください!
 

そもそも日本のバーベキューは、バーベキューじゃない!?

最初から衝撃的な事実をお伝えするようですが、実は日本のバーベキューは本当の意味でのバーベキューではありません!

日本のバーベキューは、厳密にはバーベキューではなく「青空焼肉」と呼ぶべきものだとされています。

なぜ日本のバーベキューはバーベキューと呼ばれないのか、その違いも探っていきましょう。
 

焼肉とバーベキューの違いは調理・食事のタイミング

日本の焼肉と本場のバーベキューの違いは調理と食事のタイミングにあります。

具体的には焼肉では調理と食事が同時に進み、欧米のバーベキューでは肉などをすべて調理してしまってから食事に入ります。

これを簡単に表すと「焼きながら食べるのが焼肉、すべて焼き終えてから食べるのがバーベキュー」なのです。

それではなぜ日本では焼肉とバーベキューの違いがあまり知られていないのでしょうか。

それにはバーベキューの歴史を語ることが欠かせません。
 

バーベキューの起源


バーベキューの起源は16世紀の大公開時代に遡ります。

当時スペインが西インド諸島に初上陸した際、現地の人たちが行っていた調理方法がバーベキューの起源だそうです。

彼らは木で組んだやぐらに肉を置いて、下から火をつけて燻製にしており現地の言葉で「バルバッコア」と呼んでいました。

それが西インド諸島からスペインを通して、メキシコ、アメリカへと広まっていく過程でバーベキューに変化したそうです。

当時のバーベキューは貴族の文化であり、使用人にお肉を焼かせてから自分たちが食べるというスタイルでした。

そのため一般には広がりを見せず、奴隷解放宣言により使用人がいなくなったことでバーベキューを行う人は激減しました。
 

バーベキューの広がり


一時は廃れかけたバーベキューが一般の人に広がるのは、1950年代のケトル型グリルがきっかけです。

このケトル型グリルの登場でバーベキューが手軽に行えるようになり、アメリカ国内でも大きく広がっていきました。

そしてその光景がアメリカのホームドラマでも描かれるようになり、そのドラマを通して日本に広まっていきました。
 

バーベキューと焼肉の混同の理由

ここに日本のバーベキューが青空焼肉と言われる理由があります。

アメリカからバーベキューが入って来たのと同じ時期に、日本に「焼肉」も入ってきました。

どちらもお肉を焼いて食べている点でとても似ている料理であり、そのために日本人のバーベキューと焼肉の認識があやふやになってしまったのです。
 

 

焼肉とバーベキューの違いは、文化の違いにもある

バーベキューの起源から焼肉とバーベキューの違いを探ってきましたが、日本に焼肉が根付いていたりアメリカにバーベキューが根付いているのには文化的理由もあります。
 

日本の焼肉の文化

日本人は昔から「素材の味を楽しむ」という想いを大切にしており、調理してその場で食べることも多かったようです。

そのため日本ではこの文化から和牛のような脂の多いお肉を薄切りにして、焼いてその場で食べる焼肉のスタイルが好まれています。
 

欧米のバーベキューの文化

一方で欧米では分厚く大きなステーキを食べる文化が根付いていました。

そのためバーベキューでもお肉に火が通りずらくじっくりと通す必要があり、必然的に調理をすべて終えてから食べる形になったとされています。

また欧米ではバーベキューはエンターテインメントとして行われている側面もあり、一回の参加人数が非常に多くなっています。

この人数の多さからも一回で焼く必要があったのです。


ただ何が間違いで何が正しいということではないので、ぜひ思い思いのバーベキューを楽しんでください!


 

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